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10.01
東京都港区虎ノ門2-10-4、ラ・ベル・エポック/バロン オークラ
ホテルオークラ東京12階のフランス料理/ワインダイニング。
1973年の別館がオープンした時から営業しているフランス料理のラ・ベル・エポック。
2004年にオープンし500種1万本のワインを所蔵、ワインに合わせた料理を提供するワインダイニング・シガーバー バロン オークラ。
その2店が2015年9月より融合。フランス料理とワインの贅沢なマリアージュを楽しめる空間へ。
営業時間、朝食7:00~10:00、ランチ11:30~14:30、ディナー17:30~21:30。無休。
ワインダイニング17:30~23:00(バロン オークラ 個室利用のみ)。
48席(禁煙席)。個室3。ドレスコードあり、男性はジャケットの着用。子供の同伴は10歳以上。
サービス料10%。

店舗入口

客室の案内で知った、クレープシュゼットランチがいただけるとのことで訪問。

客室の案内

目の前作られるフランベデザートが楽しみ!
予約訪問。別館12階へ向かう。

店への通路

正面左へ

平日12:00前の店内は、まだ静か。

店内

通された席は、たまたま以前バロン オークラでワインをいただいた席でした。
統合されての営業ですが、店舗はバロン オークラ単独の時の雰囲気そのまま。
窓からの視界には大使館も入り、程よい緑とビルが広がる。

窓からの景色

ショープレート上にメニュー。

メニュー

本日の料理の説明を受け、好き嫌いやアレルギーがないかも確認あり。
飲み物はいかがなさいますかと聞かれて、この後仕事も入ってなく車にも乗らないのでグラスのスパークリングワインを。

◆クレープシュゼットランチ 8000円(サ10%別) (提供時間11:30~14:30)

・食前の一品
オマールエビを使ったムース。 

クレープシュゼットランチ 8000円(サ10別)、食前の一品

・本日の前菜
 鱸のマリネ 小さなサラダ添え ハーブのドレッシングで。

前菜

・季節野菜のクリームポタージュ
 枝豆の冷製ポタージュ。

枝豆の冷製ポタージュ

・本日の魚料理 シェフのスタイル
 平目のグラタン仕立て。

平目のグラタン仕立て

・アヴァンデセール
 ピーチメルバ。

アヴァンデセール

・伝統の技 “クレープシュゼット”

クレープシュゼット

・コーヒーと小菓子

コーヒー

  Chef de cuisine : Katsuya Yamamoto

テーブルクロスは厚手の布の二枚重ね。
ナプキンも同じ布で、安心感のある大きなサイズ。自然な所作で膝にかけてくれました。
カトラリーはクリストフルのシルバー。
食前の一品の後にパン。カンパーニュとブリオッシュ。バターとともに。
パンは常温での提供、カンパーニュの味が大変良かった。

パン

前菜の鱸の皿は中央にハーブのドレッシング。鱸は少量づつ花のような盛り付けで中心にキャビア。

鱸のマリネ

枝豆の冷製スープの中にはコンソメゼリーと、形そのままな枝豆も数粒。食感が楽しいです。

横からはコンソメゼリーが見えます

パンのバターに全く手を付けていないのに気付くと「何もつけずに召し上がられてますか?オリーブオイルの方が良いですか?」と。
カロリーの過剰摂取を気にして手を付けていなかったバターですが、オリーブオイルの配慮は嬉しい。

配慮のオリーブオイル

魚料理は、平目を使ったグラタン。
「お皿が熱いのでお気を付けください」とオーブンから出されたお皿は、提供する側も大変なくらい熱々。
旬の平目は肉厚。ホワイトソースとの相性も抜群。

肉厚な平目!

白ワインを使ったホワイトソースは、コクがありながらも重たくなく、オーソドックス感もあり。
何とバターライスが少量入っており、ドリアでもありました。
マッシュルーム・玉葱などと同じように刻みトマトが入っており、それだけで夏向きの味わいに。満足の一皿。
「シェフも今の時期の平目は、とても美味しいのでと申しておりました」とメートル・ド・テル。

アヴァンデセールはピーチメルバ。
ボリューム的にはデセール!
デセールは楽しみにしていた、クレープシュゼット。
目の前に専用ワゴンで準備がされます。
グランマニエ、コワントロー、ブランデーといった洋酒が並びます。
伝統の技、クレープシュゼット。
デザートとしてだけではなく一つのショーとしても楽しめますが、提供されているお店は限られます。
しかも、ランチタイムは特に。
銅のフライパンに、レモンやオレンジのピールで香りづけされ砂糖を練りこんだ特製シュゼットバターを溶かして、フレッシュオレンジジュースをイン。
予め焼いてあるクレープをスタンバイ。
オークラの伝統的なクレープシュゼットが出来るまで、この続きは↓動画でどうぞ。撮らせていただきました。
https://www.youtube.com/watch?v=2mz9LMpmBqc&feature=youtu.be

グランマルニエに加えてコアントローそれにキルシュを加えるのがオークラ流。
フライパンをつつみこむ炎。
ナイフとフォークを使ってくるくるとオレンジの皮を剥く。
らせん状に剥いたオレンジの皮をブランデーが伝い、そこに幻想的な青い炎が立ちのぼると、立ちこめる甘い香り。
昼間なので動画の炎も分かり辛いと思いますが、フランベデザートは見ていて楽しいですね。
一人利用では勿体ないと思う瞬間。

皿に盛られて目の前に。過程を見ていなければ地味なデセールです。
アイスが溶けてクリーミーなオレンジのフルーツスープと化す一皿。
定番メニューとして人気が定着した理由には、オークラならではのサービスが出来ることも大きいです。
美味しいコーヒーをいただいて大満足。
ピーチメルバとクレープシュゼット、二つのデザートを堪能して、その後の小菓子のことは忘れてしまいチェックを依頼。
大急ぎで小菓子を包んで渡してくれました。

渡された小菓子

距離感の良いコミュニケーションとマナー。さすがオークラと思うサービス。
素晴らしいです。

<いただいたワインは、グラスワインリストから>
ソムリエが良いタイミングでワインを選ばせてくれます。

◆ルイ ロデレール ブリュット プルミエ 2400円(サ10%別)
パーティーなどのおもてなしに最適なシャンパン。
濃厚で力強いスタンダード・キュヴェ。

ルイ ロデレール ブリュット プルミエ 2400円(サ10別)

◆プイィ フュメ ドゥ ラドゥセット 2700円(サ10%別)
他のロワールワインとは一線を画す唯一無二のプイィ・フュメ。
フュメとは煙でいぶしたという意味で、独特のアロマ。
魚介のお料理に世話にピッタリです。

白を一杯…

フイィ フュメ ドゥ ラドゥセット 2700円(サ10別)

◆グランマルニエ 1080円(サ10%別)
クレープシュゼットが作られるところを見つめていると調理に使うオレンジリキュールをソムリエから勧められて。
木樽の中で色合いや風味が付いた黄金色。
食後酒としても丁度良いですね。

クレープシュゼットと合わせてグランマニエ 1080円(サ10別)

1時間40分かけての一人ランチでした。
穏やかな店内で十分なサービスを受け、満足でした。

サービスの質の高さが随所に

シュガーとミルク

店舗のリニューアルがあると新規オープンの店と同じくレビューがリセットされる、現在の食べログ。
こちらの二つの店舗の融合前は過去多くのレビューがありますが、どちらも以前の情報と化してしまって勿体ないですね。
ホテルの建替え時は閉館されるホテルが多いですが、ホテルオークラ東京は別館だけでその間も営業しています。
稀なケースだそうです。
普通は片館だけが残ったとしても機能が不足してしまうのですが、ホテルオークラ東京に関しては本館と別館のどちらかだけでも営業できるように、両館それぞれにフロントやレストランから、美容室や写真室、アーケードに至るまで全ての施設を備えられているからとか。
本館を建替えている間は本館のレストランの数店が、別館へと移動して営業。
新本館が2019年にオープンされる際に館内でレストランの位置が変わると思われます。

ラ・ベル・エポックはフランス語で、古きよき時代を意味します。
日本における近代的なフランス料理の始まりと言うと、1890年開業の帝国ホテル。
そして帝国ホテルと同じように、日本のフランス料理に大きく寄与したのは、1962年にオープンしたホテルオークラ。
帝国ホテルの村上信夫氏はフランス料理を日本全国へと広げ、ホテルオークラ東京の小野正吉氏はフランス料理を徹底的に追求したと言われます。
深い哲学を持ち自分にも極めて厳しく、フランス料理の鬼と呼ばれた男・小野正吉氏。
ゆえに腕が良くプライドの高い料理人をまとめ上げ、オークラフレンチの底力を築かれたのでしょう。

伝統を非常に重んじているオークラフレンチ。
現在のラ・ベル・エポック シェフ山本克哉さん曰く、1970年代にはもうほとんどオークラフレンチの形は出来上がっていたのだとか。
フランス料理で重要となるコンソメは、伝統の味を絶対に変えてはならない。
時間を短縮できる圧力鍋ではなく、昔ながらの平釜で作り、一杯一杯レードルですくって集める。等々。
ブイヨンやフォン・ド・ヴォーの作り方は現在も同じだそう。
ホテルオークラが「食のオークラ」と言われているほど、食を高く評価されていることについては、創設者の大倉喜七郎氏のは芸術や料理を重んじる意志の継承からとも。

ホテルロビー (2)

2019年春に高さ200メートルの高層ビルへと新しく生まれ変わるホテルオークラ東京。
奇跡の復活を遂げたホテル経営者、大倉財閥2代目総帥・大倉喜七郎氏が見守っておられることでしょう。



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