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01.05
広島県呉市音戸町坪井1-1、戸田本店
新旧二橋の音戸大橋を望みながら、瀬戸内の鮮魚を楽しめる老舗割烹。
創業1895年(明治28年)。名物は鯛料理。呉駅から車で25分。
6部屋、80席。全室座敷の個室。全室海に面する。
昼会席が4000円・5000円・6000円(税別、サ15%別)。
夜懐石が5000円・6000円・8000円・10000円(税別、サ15%別)。
予約要。2名より。サービス料15%。
営業時間12:00~15:00(日曜のお昼は休み)、17:00~21:00。定休、火曜。
ミシュラン2013広島特別編に掲載あり。

外観

呉の老舗割烹。
機会が巡って、創業120年目のこの度、利用出来ることになりました。
地元北九州に、こちらと同じく明治28年創業の老舗料亭金鍋があります。
福岡県で一番の歴史を持つ店であり、たまたま同じ年の創業と言うことで、とても興味を持っての訪問でした。
呉駅からの交通を、お店に聞きますとタクシーが一番とか。
ルートを色々探して適当な手段が見つからず、そう聞くと納得。

木造三階建ての建物は、古い時代に建て増したものとか。
1階のロビーには、第56代内閣総理大臣岸信介の書。

ロビー

赤いカーペットの敷かれた廊下を客間のある二階へ。
二間続きの和室で、人数対応がし易そうです。

2階の客室

部屋には縁があり、新旧二橋の音戸大橋の間に位置するこの料亭からは両サイドに赤いその橋が見えます。
音戸の瀬戸を運行する船を見渡せるのも大きな魅力。

店前。昔は直接船がついていたとか

音戸の瀬戸は狭い海峡で、言われなければ河川に見えてしまう。
幅は僅か90mほど。可航幅が60mしか無いが一日の船舶の通行量は約700隻で、最大で4ノットと潮流が早い。
広島市と松山市を結ぶ定期船など1000トン級の船が行き交う船舶の往来が激しい海上交通の難所。
日本一短いとされる海上定期航路(音戸渡船)も就航。

部屋には縁があり、音戸大橋が望めます

さて、船舶の往来を見ながらの食事を楽しむと致しましょう。
昼の会席は3種。真ん中のものを選びました。

メニュー

膳

◆5000円会席(税別、サ15%別)

・附出し

酢味噌和え

・お造り

お造り

・鯛骨蒸し

美しい有田焼。店では有田を多用されていると聞く

・茶碗蒸し

茶碗蒸し

・サザエのつぼ焼き
栄螺

・揚物

天麩羅

・焼物

鯛の塩焼き一尾

・鯛めし
・吸物

どちらも蓋を取りました。鯛飯、鯛の吸い物、香の物

・果物

果物

ビールをいただきながらの食事でした。
ビールは瓶。キリンとアサヒの中瓶が700円(税別、サ15%別)。

ビール中 700円

ご年配の仲居さんが給仕してくれました。
海老と蛸と磯の香がする海藻の酢味噌和えに始まり、次にお造り。
ぶ厚い鯛と鱸は鮮度抜群。醤油に蓋の着いた器が印象的。

鯛、鱸。醤油入れの付いていてる器が印象的

藍色が綺麗な有田焼の器で供された鯛の骨蒸し。

酸味あるお出汁は白ポン酢が落としてある。鯛が美味しい!

「ウチは有田焼、多いんですよ~」と仲居さん。
蓋を開けると立ち上る良い香り。
見ただけでも鮮度が良いと分かる鯛。

鯛の骨蒸し

「身はあってもコツ蒸しです~」と仲居さん。楽しいお婆ちゃまです。
身がプリプリです。火を通されても鮮度が良いと美味しい!
白ポン酢が落としてある酸味ある出汁も良いですね。
食べ終わると、仲居さんが鯛の鯛を探しましょうと、素手で骨をバラします。お水をお持ちになり骨を洗います。
江戸時代から縁起物として重宝がられてきた鯛の鯛(硬骨魚の肩帯の骨の一部)。

鯛の鯛

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AF%9B%E3%81%AE%E9%AF%9B (ウィキ)
本体の大体1/7サイズだそう。
開運グッズとして、財布に入れておくとお金が貯まると言われますよね。
仲居さん、有難う。

茶碗蒸しも器が印象的。茄子を模ったもののようで。中には鶏肉、椎茸、銀杏、蒲鉾など。

茄子のデザイン器

サザエのつぼ焼きは、下にアルコールを浸ませた塩。火を点ける演出。塩が弾いて結構派手。

炎の演出

栄螺はツノがなく、穏やかな瀬戸内モノのようですね。
波の荒い場所では、ツノがアンカーの役目でもするかのように立派になるらしく、地元の北九州ではツノのあるものが多いです。
揚物は、海老の天麩羅。茄子、しし唐とともに。天ツユが用意されます。揚物の横に大根おろし。好みで。
次に、一人一尾の鯛の塩焼き。

醤油が添えられます

豪華を越して、これでもかの鯛尽くし。
食事は鯛めしと、鯛のお吸い物。
鯛めしは木の蓋、吸い物碗も蓋があります。人の映り込みがあったので、取った写真です。
お茶を淹れて貰って、最後に果物。
お腹いっぱいです。

お腹いっぱい!ご馳走様でした

鯛が凄く美味しかった。
さすが、名物が鯛料理の割烹。
地元漁師が一本釣りした天然物を舟の生簀で生かして、水揚げしたばかりの鯛を用いた会席コースでした。
このコースでも大変満足でしたが、更に鯛をと言う方は活き造りがつけられるコースもあります。

食後は館内を見学させていただきました。
3階には、山本元帥が利用していた部屋。完全個室になってました。

3階の山本元帥が利用していた部屋

案内に、息が上がる仲居さん。
仲居さんの階段と、客利用の階段が別になってます。
裏階段は1段少なく急なんだそうです。

各著名人、芸能人の方も利用される老舗料亭。
海軍の社交場として賑わい、芸者の上がった時代のお座敷を想像出来ます。
呉の貴重な老舗割烹です。

その後は、地元の方の案内でプチ観光。雨に濡れる、日招像。
http://www.kankou.pref.hiroshima.jp/kiyomori/spot/detail/37.html
この海峡は平安時代に日宋貿易の航路として、1167年に平清盛が開削したといわれている場所。
一日で工事を完了させるために夕日を招き返したという伝説があります。

日招像(平清盛の立烏帽子直垂姿の銅像)

そして、国内で唯一、現役の潜水艦を間近で見ることができる公園、アレイからすこじま。

アレイからすこじま

入船山記念館にも立ち寄りを。
旧呉鎮守府司令長官官舎(国重要文化財指定)、郷土館、歴史民俗資料館(近世文書館)等を見学。

呉市入船山記念館

重要文化財・旧呉鎮守府司令長官官舎

呉。
もう少し知ってみたい街です。

戸田本店

昼総合点★★★★ 4.5



関連ランキング:懐石・会席料理 | 呉市その他

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