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10.05
長崎県雲仙市小浜町雲仙、旅亭半水廬。
6000坪の庭園の広大な敷地に、全14の客室は全て離れ。
手入れをされた庭園の四季折々の美しさは格別。

季節は秋だと言うのに、まだ夏の訪問にお付き合いいただいております。
夏の家族孝行で訪れたお宿は、こちら旅亭半水廬。
開業から21年になる贅を尽くした広さの旅亭。
バブル期後半の旅亭完成当時、旅行社のパンフレットを見て何時か行きたい!と思ったものです。
経営が二度変わられ、三年前からユーコーリゾートの所有となっています。

緑が美しい敷地内

到着は午後3時。チェックイン時間です。
入口は、風格ある木製の長屋門。
車が通過出来る幅のものですが閉まってます。
降りて開けないと・・・と思ったら、自動ドアでした。
そのまま直進で本館へ到着。
車をスタッフさんに預けて、待合へ通され冷たいお絞り。
ここまでの対応はホスピタリィ溢れるもので、若い女性のリレー対応でしたが、なかなかの心地よさ。
お部屋を担当される仲居さんが一部屋に一人付かれて、館内を案内してくださいます。
緑豊かで整備が行き届いた敷地内。美しいです。

本日の部屋「皐月」に到着

お部屋は離れ。
その棟に入ると広い玄関に始まり、廊下を抜け和室が二間。同じフロアに内風呂があり、階段を下りると大広間が。宴会場かと思う広さのこの部屋は、夕食・朝食に使う間。仲居さんが給仕の準備をするスペースもあります。各階ごとにお手洗いも。
広い!

宴会場ではありません。宿泊の一室です

敷地に高低差があり、階下は庭園に続きます。
各部屋ごとに庭園。
階下のフロアにも出入口があり、そこからは浴場へ繋がる廊下が続いてます。
各部屋に付かれた仲居さんは階下の出入口を使い、お部屋の準備をすることになっていました。
浴場は4つあり貸切も可能。
ゆっくりと温泉を楽しめます。

さて、館内の説明を聞いた後は自分の部屋に戻り、到着時の茶菓子とお抹茶をいただきました。
その後に緑茶も一杯淹れてくださり、仲居さんは夕食時間を確認して、部屋を後にされました。
緑が豊かで、窓の外の景色は見飽きません。
何もしない贅沢な時間。
ゆるゆると温泉に浸かり非日常に浸る。
お湯は乳白色の単純酸性温泉。
嗚呼、人生の充電。

貸切中。露天・・・サウナもあり

◆半水慮 宿泊料 50000円/人(税・サ込)
一泊二食のプランです。
チェックイン15時-チェックアウト11時。完全予約制で全14室。
時系列の写真を食べログに上げています

若い仲居さんが、事あるごとに三つ指をついて部屋の廊下で待たれており傅かれます。
階下で食事の用意をされていて、あまり気配は感じず、同じ棟の中で物事が進んでおります。
指定の食事時間になると仲居さんから声がかかり、食事の時間です。
蜩がカナカナと高い声で鳴いています・・・

夕食の始まり

【御献立】
・食前酒 自家製桃酒
・向附 半夏生蛸 おくら 若布・壷々 吸盤ぴり辛鱠
・特別料理 鯛塩釜焼
・煮物 鱧葛たたき 蓴菜 柚子
・造里 鱸洗い 烏賊 間八 あしらい 山葵 天日古代塩
・箸休 野菜煮凍 小芋 南瓜 人参 万願寺 椎茸
・八寸 山の幸 海乃さら
・焼物 鮎 塩焼き 蓼酢
・焚合替 賀茂茄子揚 パプリカ アスパラ 美味出汁餡 生姜
・強肴 多比良がね 素麺南瓜
・御飯 魚沼こしひかり
・留椀 冬瓜 鶏つくね
・香の物 水茄子 縞瓜 しば漬
・果物 西瓜 桃 葡萄
料理長は佐々木 正 氏。

宿泊プランについていたワイン

半水慮 宿泊料 50000円。→到着から時系列に並べました

美味しい伊勢海老が獲れたので。と、サービスの一品。扇子の形の器で

広々とした30畳の座敷で一家族の食事。BGMは琴の音。
空間の贅沢で、先ず心が緩くなります。
季節感を感じる、この地の食材を生かした料理の数々。
家族が祝い事時期だと伝えていたことで、伊勢海老を始め、お気遣い頂いた模様。
造里の皿とされていた蓮の葉が美しかった。
山葵が蓮の花の器でしたし季節感が堪らないです。
刺身も鮮度が高く最高でした。

いただいたお酒は、宿泊プランに付いていた白ワイン。
別に日本酒をいただきました。
・半水慮 オリジナル大吟醸 300ml 2625円
岐阜県 千古岩酒造の大吟醸純米酒。薫り高くまろやかでフレッシュな味わい。
・発泡にごり酒 獺祭 300ml 2625円
山口県 旭酒造の純米大吟醸 発泡りごり酒。にごり酒だからこそわかる、山田錦特有の米の甘み。

半水慮 オリジナル大吟醸 300ml 2625円

焼物の鮎の塩焼きは、仲居さんが骨を抜いてくれました。
やや緊張して骨を抜く。骨は後に骨煎餅になりました。
鮎の塩焼きの取り皿までもアツアツだったのが印象的。

焼物

煎餅になった鮎の骨

わ。デザートの膳!

料理に合わせた器の温度は、冷たい料理は冷たく熱い料理は熱く、コースを通して完璧でした。
離れの部屋食でこの温度が完璧なのは、部屋内に給仕のお部屋まである環境ならでは。
最後の果物も、果物だけでなく、スイーツのムースやシャーベットと膳になっていて、紅茶か珈琲まで準備。
食でも大満足して、階上の部屋へ戻ると、知らない間に寝具の準備と、夜食の準備がされていました。
仲居さんはまた三つ指をついて、明日の朝食時間の約束をし、部屋を出て行かれる。
尽くされる感たっぷりです。

食事を終え、1階の間に戻ると、夜食が・・・

同じ棟で食事していたのに布団を敷かれていたのが分かりませんでした!マットレスが厚くて、ふかふか

翌朝。
時間通りに階下の広間に朝食が用意されてました。BGMはオルゴール。
内容は写真の通りです。
ごはんとお粥が選べました。
朝からデザートと珈琲、紅茶のどちらかをいただいて、庭を観ていましたら、すかさず仲居さんが下駄を用意してくれます。

宿泊棟の庭を散策

宿泊棟の庭を散策   

一部屋は一軒家を庭付きでの貸切状態。
しかも庭には小川が流れていて・・・
静かな環境です。
国定公園内なのでコンビニもありません。
繁華街は近くて小浜。長崎市内へは車で90分。

こんな環境で給仕してくれていた仲居さんは、まだ未成年。
こちらの仲居さんは14人。部屋数と一緒です。
チェックインからずっとお世話してくれているので、夜はどうしてるのか、ついつい聞いてしまったのですが、宿やら5分ほどのところに寮があるのだとか。
大変なお仕事です。
女将らしき方の存在を感じませんでしたので、それも伺いますと、女将ではなく仲居頭の課長さんが居て、一人立ちするまで指導を受けるのだとか。
「皆が女将の気持ちで」と言われていたのが印象的でした。
未成年の仲居さんなので、勿論お酒を味としては知りません。帰り際に、彼女手作りの小物とメモを渡されました。「獺祭スパークリングの開け方とても勉強になりました。有難うございました。」と書かれてありました。
三つ指ついて傅く10代の仲居さん。
熟練された仲居さんとは別の清々しさに好感が持てます。

仲良しレビュアーさんが特別な思いを持ってらっしゃる方が女将だった時期があり、今回訪問を決めた宿でしたが、その時から形態が変わられておりましたものの、施設は手入れが見事に行き届いており、接遇も良く、料理も良い、心地よい旅亭でした。
宿泊料は安くは無いですが、この贅沢な部屋の空間と庭はなかなか無いもの。
お酒を召し上がらない方であれば、宿泊料以上に掛かる費用がありません。

宿を後にする際は、仲居頭さんも送って下さって、この方もとても感じが良く、若い仲居さんがとても良かったとお伝えしました。

この坂を上り、旅館を後にします

それにしても寛ぎました。
家族孝行が目的でしたので、その家族の満足度が非常に高く、お宿に感謝です。
旅亭半水廬

夜総合点★★★★ 4.7

昼総合点★★★★ 4.7



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コメント
ヤッケさんi-194

コメント有難うございます。
始めたばかりで、勝手が今一つi-229
ヤッケさんのブログ見つけて嬉しかったです。
私も時々お邪魔します。
リンクも貼らせていただきますi-189
akii | 2013.10.11 16:51 | 編集
akiiさん ブログやってたんですね。
初めて知りました。

時々覗きますね。

 by ほうすけ こと ヤッケ
ほうすけ | 2013.10.08 09:18 | 編集
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