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05.06
千葉県船橋市本町4-5-18、大衆酒場 増やま
JR船橋駅南口徒歩3分。船橋駅南口の繁華街が広がる一角に店舗。
昼から営業の大衆酒場で、2015年2月26日オープン。
店名は子どもの頃通った駄菓子屋からとか。
営業時間14:00〜23:00(L.O.22:30)、日・祝14:00~21:30(L.O.21:00)。
16席。喫煙可。駐車場なし。

朝のニュースで、買って住みたい街1位「船橋」と報じられていた、その日の午後。
私は、船橋に居ました。

船橋駅

某住宅情報サイトが、問い合わせの多かった首都圏の駅名を集計したところ、JR総武線や東武野田線が乗り入れる船橋が1位。
多くの通勤・通学客に利用されている千葉県内のターミナル駅ですが、首都圏で都心から近郊に位置するエリア以外の駅が1位となったのはここ3年で初めてなのだそうで。
2位は、目黒、以下、浦和、戸塚、柏、流山おおたかの森、津田沼。
近年、都内を中心に物件価格が上昇したため、都内へのダイレクトアクセスが可能で、交通利便性が確保された近郊エリアの順位が上昇したものと考えられると分析されています。
因みに、借りて住みたい街になると、池袋がトップ。2位は三軒茶屋、以下、武蔵小杉、川崎、中野、高円寺、恵比寿。

そんな船橋の大衆酒場が、昼から営業していると聞いて向かってみました。
総武線・船橋駅南口から徒歩で。
船橋駅南口の繁華街が広がる一角から一本脇道に入った路地。

前の通り

開店時間前30分に到着してしまい、近隣を散策。
飲食店は多く、昼から営業している店もあれば夕方から営業の店もあり。
お洒落カフェから、バル・大衆酒場まで。
夜の街の賑わいを想像しつつ15分前に店の前に戻ります。

外観

次第に後ろに人が並び気付けば行列の先頭。
開店時には8人並んでました。
開店と同時に、店に吸い込まれていく行列。
店内はコの字のカウンター席。
16席はその後あっと言う間に埋まってしまいます。
カウンターの中央でオーダーを取り、奥の厨房へ伝えて料理が出てきます。
価格は税別。

店内 (2)

◆生ビール 300円

生ビール 300円

先ずは生。この価格は嬉しい。
キリン一番搾り生です。
ペーパーおしぼりと裸の割り箸を一緒に受け取って。

◆煮込み 300円

煮込み 300円

気になって貰った一品。牛内臓の煮込みですが、濃いめの味付け。
これだけで何杯も飲めてしまいます。刻み葱と練辛子がたっぷりついて。
とっても立派なハチノスです。

◆イワシフライ 150円

イワシフライ 150円

小さなバットに1つのって。レモンスライスと、こちらも練辛子つき。
このコスパは嬉しいですね。
おつまみが安い!

◆梅割り 260円

キンミヤストレートに、梅シロップ入ります

キンミヤ焼酎ストレートに、梅のシロップ少し。

梅割り 260円

都内ではよく見かけるキンミヤ焼酎。船橋では珍しいのではないでしょうか。
無理言って仕入れているというキンミヤを、この店から広めて行きたいとの店主の思いから。
ボトル1200円ですよ。
距離を考えずに、思わずキープしたくなります。

◆ちくわぶ 250円

ちくわぶ 250円

九州ではお目にかかれない、おでんの具。
おでんから、ちくわぶ1つだけ頼んでみました。
独特の食感。特に好きでは無いですが何だか食べたくなっちゃう(笑
カットされて小皿で。練辛子が添えられて。

壁一面に短冊が並ぶメニューは圧巻。

ドリンクメニュー

店内

壁いっぱいにメニュー

90~100点くらいあるのじゃないでしょうか。そして安い。
大衆居酒屋を愛する店主の信条は、毎日通える価格である事。料理を早く出せる事。一人でも入れる事。
船橋の大衆酒場は良心的という印象が強く残ります。
客層は女性も2~3割混ざっていて、立ち寄りやすさを感じます。
しかし、午後の早い時間に楽しそうにされてる皆さん、何のお仕事なんでしょう(^^
平日休みの私はそう思いながら、平和な日本で昼酒を。
知らない街の酒場にて楽しんでおります。

入口

店主の村田さんが開業前に5年間修業したという、船橋の大衆酒場として古くから愛される一平。
そちらにも、この後に行ってみました。
新しいにもかかわらず、雰囲気のある増やま。好みにハマりました。
また寄りたいなぁと思うのですが、中々とリピートは難しい距離の九州人の私です。



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05.05
茨城県水戸市泉町2-2-40、郷土料理 山翠(さんすい)。
鮟鱇(あんこう)料理や、奥久慈しゃも料理がいただける、郷土料理の老舗。
JR水戸駅北口から車で5分、徒歩では20分。
180席(カウンター席・テーブル席・座敷)。個室あり。予約可。喫煙可。カード可。
営業時間11:00~14:30、17:00~21:00(L.O.)。定休、火曜日(冬季、第1・第3火曜)。

建物を見上げて

西の河豚(ふぐ)、東の鮟鱇(あんこう)。
並び称される高級魚ですが、鮟鱇の漁獲高日本一は、実は山口県下関市らしいですね。
ですので、地元でも食材として鮮魚コーナーで売られますが、あんこう鍋は茨城県を代表する冬の味覚。
郷土料理として食べてみたくて水戸を訪れました。

水戸駅

親潮と黒潮が交わる鹿島灘海域は質が良く、久慈漁港や平潟漁港で水揚げされている常磐物は築地市場で上物らしいですね。
鮟鱇の旬は11月~2月。
身が締まり、春先の産卵に向けて肝臓が肥大化することで味が良くなり、特に1~2月は最も美味しい時期。

水戸駅で下車、駅から遠くない老舗の元祖あんこう鍋をいただきに、昼間の訪問。
水戸駅北口から伸びる国道50号沿いです。

入口

2月の雪が降った寒い日でした。
車道の端には溶けきれなかった雪。
平日の昼間でしたが、念の為に予約を入れました。
お店に入ると帳場があり、壁一面に色紙。
店内に入ると著名人の色紙が並ぶ

席タイプは各種あり、カウンターからテーブル席、座敷の個室まで。

店内

店内 (2)

二階テーブル席

二階のテーブル席に通されました。
ランチタイムメニューにも目は行きますが、本日いただきたいのは、どぶ汁。

ランチメニュー

コストは重視せず、食べたいものチョイスで。
こちらのお店のもう一つの楽しみが、地酒メニュー。
茨城県産だけでも16種。厳選ラインナップです。そして、奥久慈しゃももいただかないと(^^

席

◆極上あん肝 2000円(税別)

極上あん肝 2000円(税別)

料理長のおすすめ。厳選された極上のあん肝を山翠流に調理。
上にのっているポン酢のジュレを絡めていただく。
とろける様な舌ざわりの海のフォアグラは濃厚。
日本酒との相性抜群。

濃厚!

◆渡船(茨城県・石岡市) 一合 750円(税別)

渡船(石岡市) 750円(税別)

府中誉の純米吟醸。
日本酒度+3前後。酸度1.3。酒米、茨城県新治郡八郷町産「渡舟」35%精白。
幻の酒米、渡船を復活栽培。果実のような吟香と口中に広がる芳香な味わい。

◆奥久慈しゃも塩焼き(小皿) 1000円(税別)

奥久慈しゃも塩焼き(小皿) 1000円(税別)

茨城県は古くからしゃもの生産地で、全国でも有数の飼育数だとか。
茨城北部、奥久慈山間地帯の自然の中で野性的に育った奥久慈しゃも。
脂肪分が低い筋肉質な鶏肉。
茨城県の県産品の指定も受けてます。
シンプルな塩焼きは、しゃも本来の味と鶏肉のしっかりとした歯ごたえを知るには良いですね。
山椒焼き。ライム添え。

野性的な鶏肉

◆納豆 100円

水戸納豆 100円(税別)

納豆を知りつくした水戸なので、食べてみようかなと。
納豆料理が充実した店ですが、時期は4月~10月の提供。
メニューに納豆単品は無かったのですが、聞くと出してくれました。
小粒の地大豆を使った納豆です。

◆郷乃誉(茨城県・笠間市) 一合 780円(税別)

郷乃誉(笠間市) 780円(税別)

須藤本家(平安時代末期から続く文献上で日本最古の蔵元)の純米吟醸。
アルコール度数15~16度。精米歩合50%。日本酒度・酸度、非公開。端麗辛口。
酒米は収穫後5ヶ月以内の国産新米のみを使用。
辛口で締まりのあり、さっぱりとした味わい。

◆元祖あんこう鍋(一人前) 3400円(税別)

鍋の準備

どぶ汁です。茨城県から福島県南部の太平洋沿岸地域に伝わる漁師料理。
名前の由来は、あん肝が溶け出して、汁がどぶのように濁ることから。
また「どぶ」には全てという意味があり、あんこうの全てを入れる事から「どぶ汁」との説も。
本来は水を加えずに作る調理法が「どぶ汁」と呼ばれてましたが、現在では水を加えても、溶けたあん肝でスープが濁る鍋ならば「どぶ汁」と呼ぶそうです。
外見がグロテスクな深海魚の鮟鱇。
卵巣のないオスの鮟鱇は個体が小さく、食材として食べられるのはメス。
よって、骨以外は食べられない所がないと言われる鮟鱇の「7つ道具」には卵巣が入ります。
鍋は一人前からありますが、ボリュームたっぷり。
二人でシェア出来る量です。

あんこう鍋の説明

卓上に鍋がセットされ、お店のスタッフさんが説明しながら作ってくれます。

元祖あんこう鍋(一人前) 3400円(税別)

山翠の元祖あんこう鍋は、焼きみそ(地味噌に鮟鱇の肝をすりこみ、木の鍋蓋に塗り付け炭火で炙った味噌)で味付け。

秘伝の焼味噌は濃いので少しだけ

味が濃くならないよう小量を入れられました。後は好みで濃くして下さいとのこと。
鍋の具は大皿から、出汁の入った鍋へと移されていきます。
七つ道具。
肝、とも(胸びれ・尾びれ)、ぬの(卵巣)、だい身(身の部分、柳肉)、胃(水袋)、えら、皮。
全部揃ってます。

一つ一つ部位の説明をしながら鍋へ

野菜などは、葱、白菜、蒟蒻、豆腐、筍、人参、銀杏、三つ葉。

全部入りました

煮立ったらいただきます。
漁師さん達が船上で食べた、水を使わないどぶ汁を食べてみたいと思ってましたが、それよりも洗練された鍋となってます。
鮟鱇は地元漁港のものを期待しましたが、こちらの鮟鱇は、魚体が大きくゼラチン質が多く肝に脂がのっている、青森産・北海道産の鮟鱇を主に使うそう。
コラーゲンたっぷりの鮟鱇鍋。
ビタミンCの多い野菜と一緒に食べると肌に良いので、期待しましょう('-^*

魚の器で

鍋の後半に、二品を追加。

◆うどんセット 250円(税別)

うどんセット 250円(税別)

うどんに葱と一味(^^

◆お新香盛り合わせ 500円(税別)

お新香盛り合わせ 500円(税込)

たっぷりいただきました。
山翠は戦時中に東京に開業。昭和20年代後半より現在の地に店を移転。
昭和30年代から、あんこう鍋料理の提供をし、あんこう鍋発祥の店を名乗られています。
女性スタッフさん方は、よく連携がとれていました。郷土料理店の雰囲気に合う揃いのユニフォーム。
会計を済ませ、表へ出ると店主らしき方が、姿が見えなくなるまで送ってくれました。

あんこうの骨がディスプレイされてました



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05.04
東京都台東区根岸3-6-23-18、鍵屋
創業1856年(安政3年)の、女性だけの入店は認めないという老舗の居酒屋。
鶯谷駅北口徒歩5分。3名以上で予約可能。
22席。個室なし。貸切不可。喫煙可。カード不可。駐車場なし。
営業時間17:00~21:00。定休日、日・祝日。

外観

老舗居酒屋の銘店としてよくメディアで紹介されている鍵屋。
訪問したいと思いながら出来ない大きな理由が一つありました。
女性だけでは入店出来ないということになってます。
男性の同伴者が居ないと、どんなに興味があろうが訪問出来ない。
先代の女将のころから続く決まり事だそうです。いつの時代も、女性に厳しいのは女性ですね(^^;
やっと行けることになりました。
JR鴬谷駅を降り言問通り沿いを通り、住宅街の路地に入った場所。
住宅街の中に浮くかのようにポツンとお店あり。

店前の路地

店の灯りが日常と違う世界への誘い。
ドアを引く。
外観も雰囲気ありますが、店内も同じくです。平日夜、満席。
カウンター席と小上がりの板間。
小上がりのテーブル席は4人卓に2人卓をつけた6人席が2つ。カウンターは10席。
席間は狭く寛げる感じではないですが、座布団に座ってしまうと落ち着くものですね。

予約席にグラスとメニュー

予約席にはコップ。そこに立て掛けるようにして小さな木板のメニュー。年季入ってます。
お通しに心太。
その小鉢の上に裸の割り箸。

お通しに心太、箸と一緒に

酒のメニューもシンプル。木板に書かれたものを見せて貰う。
・櫻正宗、大関、菊正宗、一合530円
・ビール大710円、小530円
・冷酒910円
これだけです。

◆ビール(大) 710円

ビール(大) 710円

◆たたみいわし 680円

たたみいわし 680円

取りあえず、ビールとたたみいわし。
たたみいわしは、軽く焼かれて醤油を垂らしたもの。
ビールは瓶のみ。

◆合鴨塩やき 610円

合鴨塩やき 610円

◆とりもつやき 570円

とりもつやき 570円

焼き物を二品。
価格は串1本分。
良い値段しますが、質はそれなりに。肉厚です。
どちらも焼き具合よく美味しかった。

◆菊正宗 一合 530円

菊正宗 一合 530円

お酒は昔から変わらず菊正宗、大関、櫻正宗の3銘柄のみとか。
カウンター内側で、長年使い続けている銅壺での燗。
その雰囲気がとても良い。
酒は、味が丸くなって美味。

銅の燗つけ

◆とりもつなべ 730円

とりもつなべ 730円

他のメニューと比較してぐんとお得感あります。
昭和時代によく見たアルミの軽量一人鍋で。IHは使えないでしょうね、直火で炊かれた鍋。
すき焼きの割下を滑らかにしたような甘辛醤油味。とりもつにとても合う味。刻み葱が別添えで用意されます。

もつなべ用の葱

とりもつパーツは各部位入っており、蒟蒻、厚揚げ、麩が入り、玉葱が甘さを添えます。
料理は昔から伝わっているものばかりで、作り方も引き継いでいるんだそうです。

奥の部屋が調理場になっていました。
決して便利ではない間取り。
長く使われていることが分かります。
女将さんがとても気が付く人です。
同行者が板間で足が痛いのに気づき、空いたカウンターを勧めてくれましたが、そろそろ会計して貰おうと思っていたところ。
窓に斜めに強度を増す支えがしてありました。シンプルな耐震対策ですね。

入口

江戸時代に酒屋として始まった鍵屋。
昭和初期まで店内でお酒を飲ます、今で言う角打ち「もっきり」をされていたそう。
その後は現在のような居酒屋に。
残念ながら、歴史ある根岸の酒屋だった建物は道路の拡幅工事で昭和の中頃に移転。
以前の建物は、江戸東京たてもの園に移築保続されているとか。
今の店は大正元年の建築ですが、それでも十分に情緒を感じられる年代の建物です。
やっと訪問出来た鍵屋は、想像より柔らかな空気で常連さんに愛され、各時代の酒好きが今も集う素敵な店でした。
女将さんの声に送られます。

「ありがとう存じましたー」


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akii

Author:akii
時間が出来れば食べ、
暇が出来れば書いてます。

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