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07.12
三重県松阪市魚町、牛銀本店
1902年9月(明治35年)牛肉屋として開業し、食肉も始めた経緯を持つ。
情緒が残る魚町の松阪肉の専門店。松阪牛料理と肉の販売。
時代と趣が感じられる建物は、大正末期の建築。
料理店の利用は2名から。
席の形態は、2~6名様の円テーブルでの配置。店内禁煙。駐車場あり。
松阪駅からタクシーで5分、徒歩10分。
営業時間11:00~19:00(閉店20:00)。定休、月曜。祝日の場合は木曜休。臨時休あり。

トップ画像

会食利用です。何せ一人で利用が出来ないお店でございます。
松阪まで来ていたら、やはり松阪牛を食べて帰りたい。歴史あるこちらへ。
大正時代から現在まで大事にされてきた建物。
少し補修は入ってあるようですが、建物が刻んだ時が見て取れます。

外観

仲居さんに連れられて2階へ。1階は調理場などで、席は全て2階だそうです。
木の階段は木部の角が擦り減り丸くなり、床板は歩くとキシキシと音をたてます。

建物内

建物内 (2)

大広間もあるようですが、個室が予約出来ていました。
どちらにしても丸いテーブルで最大6名が座れるくらい。
仲居さんがついて部屋での調理も全てしてくれるそうです。
部屋は床の間のある畳間、雪見障子。丸い卓にぐるりと座布団。

個室の床の間

メニュー拝見。
冊子になっているメニューには、松阪肉料理の、すきやき、汐ちり(白醤油、昆布だし、胡椒のさっぱり系すきやき)、水だき(しゃぶしゃぶのように湯にくぐらせポン酢で)、ヒレ肉あみやきなど。
一品と、お酒は冷酒、焼酎、ウイスキー水割り、ビール、ワインは別にリスト。ソフトドリンク。
お得なコースがあるとのことで、それをいただくことにしました。
それから瓶ビールと冷酒も。

◆松阪肉すき焼コース魚町(うおまち) 10000円(税サ込) 注文は二名から
(2015年9月1日(火)から、このコースは一人様11000円(税サ込)になるそうです)

【お品書】

松阪肉すき焼き

松坂牛すき焼

牛肉しぐれ煮

牛肉しぐれ煮

牛肉そぼろ煮

牛肉そぼろ煮

御飯
赤出し

ご飯、赤出汁

香の物

香の物

水菓子

水菓子

◆ビール(中ビンアサヒ・キリン) 648円(税込・サ10%別)

ビール(中ビン) 648円

◆冷酒(八兵衛純米吟醸生酒・辛口300ml) 1296円(税込・サ10%別)

冷酒(八兵衛・300ml) 1296円

肉の部位は、その日により異なるとのこと。本日、肩ロース。ラッキー♫
生卵の配膳。
ビールを飲みつつ、待ちます。
割箸には牛銀の焼印。
仲居さんが甲斐甲斐しく動かれています。
松阪牛登場。

松坂肉

嗚呼、綺麗!この写真を撮らずして何を撮ると言うのでしょう。
仲居さんも「皆さん撮られますよ~」と笑っておられました。

炭火焼きだと、テーブルにセットされた中央の窪みで焼くらしいのですが、すき焼なのでコンロが用意されます。
牛脂を鍋になじませ、松阪牛が鍋に。
味付けは白砂糖と醤油というシンプルさ。割下ではありません。

白砂糖と醤油だけで作ります

溶き卵で先ず、お肉。柔らかくて美味しい。文句なし!
次は鍋に、野菜類。新玉、エノキ、人参、三つ葉など。味付けは同じ。

肉を食べ野菜に

二回に分け、肉をもう一度。

もう一度、肉

最後に、葱、豆腐。

最後に豆腐や葱

人気の日本酒、酒屋八兵衛。地元消費100%を目指した三重の地酒。
数年前までは殆ど県外への出荷はしていなかったとか。

〆の食事は白ご飯と赤出汁。
すき焼に使った溶き玉子は、ご飯にかけて食べるのを勧められましたが、ほぼ残らず。
卵はまた貰いました。TKGでいただきます!ご飯は櫃です。おかわり可。

ご飯は御櫃で

三重県産の、こしひかりも美味しい!

卵を貰いました、赤出汁蓋をとって

柚子シャーベットをいただいて、綺麗に完食。
丁度シーズンオフとかで、混まず、ゆっくりした店内でした。仲居さんも穏やか。
ご馳走様でした。美味しかった!

緑茶

明治から愛されてきた老舗、落ち着いた時間が流れていました。
表に出ると、玄関に掲げる朽ちかけた看板に目が行きました。
厚い鉛板に刻んだ「青柳楼」の文字。
人には柳のように頭を低くしてという店の信条を表しているのだとか。

玄関

牛銀は、創始者が小林銀蔵さん。
故郷三重から上京し、大手肉料理屋で学んで帰郷し、牛肉屋を開業。牛肉屋の銀蔵さんが始まりです。
当時最新式の肉牛処理技術、東京仕込みの鮮やかな平切りが町の大評判となり大繁盛。肉食も始め、これまた大評判。
銀蔵さんが東京で学んだのは、精肉や料理の方法だけでなく、牛を見分ける大切さや良い肉をつくる肥育方法も。
肉食文化の先進地東京で通用する牛をと、近隣農家に呼びかけ肥育法を伝授。良い牛を高値で買い取ったそうです。
牛銀は繁盛し、今の松坂牛(当時伊勢牛)の基礎を築いたとか。

隣接する洋食屋牛銀では松阪肉を使った洋食が味わえます。こちらは一人での利用が可。
松阪牛のステーキなんて良いですねぇ。

隣の入口は洋食屋牛銀

話は変わりますが、松阪駅前に二体の松阪牛像があります。

駅前の松坂牛像

これがとても可愛いサイズの像で、普通に歩いてると見落とします。
折角だから大きな像にされたら良いのにと、謙虚なサイズに余計なことを考えたりします(^^;

実はミニ像です

牛銀本店

昼総合点★★★★ 4.2



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07.10
三重県伊勢市宇治中之切町、ばん茶茶屋
おかげ横丁内、日本に昔から自生する在来種のお茶だけを扱っているお店。
販売と茶屋。贈答向きの商品もあり。
営業時間9:30~17:30(季節により異なる)。年中無休。

外観

おかげ横丁の豚捨(ぶたすて)を出て、道向かいに門あり。

右は豚捨、この距離です

これがまた雰囲気が良いのです。

こちらからお店の前へ

茶屋への入口となっており、一寸一休しませんか?と看板。
吸い込まれるように門をくぐると、すぐ茶屋でした。
ばん茶茶屋。
安心で美味しいお茶と案内がありました。
商品を見ると買いたいものがありましたので、ここで一服。

ショーケース

◆抹茶420円 (税込) いちご和三盆をセットで+100円(税込)

いちご和三盆をセットで+100円(税込)

お薄と、いちご和三盆糖。
三重県の苺「かおり野」と手作り和三盆糖だけで作られた御干菓子。
優しい甘み。

抹茶 420円(税込)

お茶の試飲も、すすめてくれます。

店内で、お茶の試飲もいただきました

店内には、竈。

店内に竈

現在の日本のお茶は品種改良され多種多様にあります。
こちらでは、昔からその地に根付き、その土地の環境に適応した古来からあるお茶を提供。
希少な在来種。
かつ、全て農薬や化学肥料を一切使っていないもの。
土地特有の個性豊かな味わいと、お茶本来の純粋な味。

農薬無使用のお茶

通販もありました。
http://okageshop.jp/SHOP/389589/list.html

おかげ横丁を後にします。
ゆっくりしたい場所でした。
次はもう少し時間を取って来たいと思います。

ばん茶茶屋

昼総合点★★★☆☆ 3.5



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07.09
三重県伊勢市宇治中之切町、おかげ横丁 豚捨(ぶたすて)。
1909年(明治42年)創業の和牛の老舗、豚捨本店の支店。
割下を使った、関東風の牛鍋や名産伊勢肉しぐれ煮、牛肉箱詰めなどあり。
コロッケやミンチカツ、串カツと生ビールなど、手軽にいただける品も店頭販売。イートインあり。
営業時間、夏季(4月~9月)9:00~18:00、冬季(10月~3月)9:00~17:00。年中無休(臨休あり)。

外観 (2)

内宮前おはらい町の真ん中、おかげ横丁。
江戸から明治期にかけての伊勢路の代表的な建築が再現された約4000坪の敷地。
伊勢志摩ならではの食事処や土産物店が立ち並び、ゆっくり楽しみたいスポットです。
赤福本店を出て、横丁内を散策。
雰囲気良いですね~

外観

歩いていると、豚捨と遭遇。
印象的な屋号です。
「豚売り」の「捨吉さん」が明治時代に創設した精肉店の豚捨。
ほどなくして、文明開化以来一般化されつつあった、すき焼を売り出し大評判に。
「客が豚肉を投げ捨てた」と噂になるほどに、豚捨の伊勢肉は名声を高めたらしいです。
こちらでは、厳選された上質の伊勢肉だけを販売されてるとか。

建物の外観を撮っていると、中の店員さんがポーズとられていてニコニコと。
店頭の黄色の旗、豚捨コロッケに惹かれる私。

コロッケをいただきます

それにつられて入店。
コロッケを1つお願いしました。

◆コロッケ 90円(税込)

コロッケ90円(税込)

紙に包んだものを、手渡しで。
温かさが残るコロッケ。
ソースをかける場合は、紙の底を折るようにとの注意と、お店の外でカラスが狙ってるので気をつけてとの注意。

案内

奥の食事処との間に待ち合いを兼ねたようなイートイン。

イートインスペース

豚捨の食事処入口

空いていたので、ゆっくり使わせていただきました。
ホックリではなく、モッチリした食感。味は丁度良く感じました。小ぶりで食べやすい。

イートインからの風景

今回の三重訪問で、松坂牛もいただくことになるのですが、豚捨は伊勢牛。
違いを調べてみました。
もともと三重県には、伊勢牛と伊賀牛だけ。
明治10年頃、牛追い道中の勇壮な商いにより、伊勢肉の名は全国に知れ渡るように。
昭和10年頃から松阪牛が登場。昭和35年頃から各地の食肉店で松阪肉を看板にあげる店が増加。
現在「松阪肉牛協会」が認める松阪牛とは、協会規約の付則で「松阪肉牛は黒毛和種牝牛で松阪市を中心とした地域で肥育した優秀牛」と定義。

こちらでは、松坂牛ではなく伊勢牛のお取扱い。
コロッケ1個でも、横丁散策で満足してたのですけど、店内ショーケースの伊勢牛は美味しそうでした。

お肉屋さんです

機会があれば、本店の若柳で、伊勢の黒毛和牛を堪能するのも良いですね。

豚捨

昼総合点★★★☆☆ 3.6



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07.08
三重県伊勢市宇治中之切町、赤福 本店
1707年(宝永4年)創業、赤福餅の本店。
禁煙。50席ほど。駐車場無。
営業時間5:00~17:00(繁忙期時間変更有)。無休。

外観

お店の説明は必要のないと思われる、赤福本店。
赤福餅の誕生が、1707年(宝永4年)の富士山噴火で宝永山が出来た年と聞くと店の歴史の長さを感じます。
おはらい町通りと、おかげ横丁への入口が交差するその場所に、目的の赤福本店。
赤福内宮前支店の前も通ってきたのですが、行きたいのは本店。
ずっと本店で赤福と一杯のお茶がいただきたかったのです。
雨の日の平日。
店の前には、人が居ないタイミングを見計らい写真を撮るなんて無理な環境。混んでます。
店の入口には「つばめ」の子育てにご協力くださいの立札。

そんな季節ですね

見上げるとツバメの巣。可愛い顔が見えました。
店頭にはもう一つ目立つ存在の朱塗りの竈。
独特な形の竈、三宝を守る火として祀られている三宝荒神だそうです。
店で出される番茶は、ここの竈で沸かした湯を使うそうです。

店内 (3)

受付は二つ。手前に赤福の販売、奥に店内でいただく赤福盆の窓口。
店内でのメニューはこれ一つ。

レジのサンプル

◆赤福盆(三個入) 290円(税込)

数字の書かれた木の札を貰い、席の確保。
店の奥へと進んでいくと、小上がりと座敷。皆さん好きな場所で寛がれています。

店内 (2)

一番奥は縁側になっており、庭が眺められる場所。
周辺を伺ってると、そこに居た紳士が奥空いていますよのジェスチャー。どうも!
そこは丁度すっぽりと空いていて、座敷も誰も居ないタイミング。縁に座って赤福盆を待ちます。

店内

縁側は五十鈴川に面しており、そこに橋が掛かる景色。
川向うには伊勢で一番高い朝熊山、神様のご用材を養う神路山の緑の山並。

縁からの景色

庭先には、俳人山口誓子さんが詠まれた句碑。
「巣燕も覚めゐて四時に竈焚く(すつばめもさめいてよじにかまどたく)」
毎朝4時には竈の火を焚き始める女将さんと、目を覚ましている店の軒下に巣で目覚めるツバメの様子が情景として見えるようです。

札貰って好きな場所で待ちます

盆が来ました。丸盆に赤福餅と番茶。

赤福盆 290円

景色の良い縁側での一服。幸せなひと時です。柔らかい餅を包む漉し餡。
子供の頃から、何かと食べる機会が多かった赤福。
菓子箱に詰められていないものを、店で食べる贅沢が叶いました。

三個入り

箸で食べるのは、昔、お餅が食事であった頃のなごりだとか。
赤福餅の独特な形は、伊勢神宮神域を流れる五十鈴川のせせらぎを象ったもの。
餡につけた三筋の形は清流を、白いお餅は川底の小石を表しているのだそうですね。
一緒に出される番茶は、三重県産の伊勢茶。
無農薬で栽培した茶葉を、赤福餅に合う様にブレンドしたものを赤福本店で焙じて、全ての茶屋で出されているとか。

満足のひと時でした。
この満足感にして、この価格。
お安く感じません?
お土産に、赤福の土産折箱を購入。

赤心慶福(せきしんけいふく)の言葉からの二文字で、赤福。
嘘偽りのないありのままの心で、素直に他人の幸せを喜ぶことを意味する、赤心慶福から名前の付いた赤福。
その心をお土産とともに持って、外へと出てました。

雨の日とはいえ、情緒ある街並みは歩くだけでも良いですね。
おかげ横丁の方へと足を向けました。

赤福 本店

昼総合点★★★☆☆ 3.7



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07.06
三重県伊勢市宇治今在家、伊勢うどん 奥野家
伊勢神宮内宮前おはらい町の、伊勢うどんやてこね寿司の店。
営業時間11:00~16:00。禁煙。無休(臨休あり)。

外観

近くまで来ていたので、お伊勢さんへ。
2013年に20年に一度の大祭、第62回式年遷宮が行われて2年。
少し落ち着いた頃かと思いまして、参拝して参りました。
1200年を越えて行われている式年遷宮。
今回の費用は、建築、衣服、宝物の製作を含め約550億円と神宮司庁が公表。
式年遷宮を行うのは、萱葺屋根の掘立柱建物で正殿等が造られているためで、塗装していない白木を地面に突き刺した掘立柱は、風雨に晒されると礎石の上にある柱と比べて老朽化し易く、耐用年数が短くなるため。
式年遷宮の制度が定められた天武天皇の時代、7世紀頃には礎石を用いる建築技術も確立されていたのに、定期的に膨大な国費を投じることとなる式年遷宮を行う途を選んだ理由は、神宮にも記録がないため不明なんだそうですよ。

おはらい町通り(旧参宮道)

参拝を済ませると、流れでおはらい町に出てきました。
一杯食べて行くことにしました。
初の伊勢うどん。
おはらい町で、伊勢うどんのお店を100年。
そのコピーのお店、奥野家へ。

外観 (2)

雨の日の平日。
思ったほど混んではおらず、すんなりと好きなテーブルに座れました。
メニューは伊勢うどんだけでなく、同じく郷土料理の「てこね寿司」や、松阪牛あぶり寿司などもあり、ちょっと迷います。
でも、古くからこの地で親しまれている伊勢のうどんを。

店内

卓上の猫器は一味唐辛子

◆名物伊勢うどん 450円

こんな感じでいただきます

注文からほどなくして、一杯のうどん。
「混ぜて食べてください」と言われました。

伊勢うどん 450円

見た目には白く太いうどんに鰹節と葱がのってます。底には濃いツユが見えてます。
たまり醤油に鰹節やイリコ、昆布等の出汁を加えた黒く濃厚なツユ。
太くて柔らかな緬に絡めると、真っ白だった麺が見事に色づきます。

混ぜたらこの色

太い麺は長時間かけて柔らかくゆで上げられたもの。すすれない太さと柔らかさ。
柔うどん文化圏の住人の私ですが、これまた違う感じの柔らかさ。
非常に柔らかくてもちもち。表面はふんわりとしていて、中はもちっとした麺の食感。
極太麺であるために、1時間近く茹でるそうです。
シンプルなトッピングが合います。ツユの色が濃いですが、見た目ほどの塩分はなし。
麺は茹で続けられているため提供時間までは早く、汁モノではないので食べ終わりは早いですね。

店前

小腹を満たすに丁度良い感じで外に出ました。
小雨は降ってますが、街並みは情緒があり、観光客には楽しい場所。
街並みの条例でしょうね。日頃目にするコンビニなども違和感なく溶け込んでて、それが新鮮。

景観重視のファミマ!

景観重視ATM!

少し散策することにします。
ずっと行きたかったお店がすぐ近く。

伊勢うどん 奥野家

昼総合点★★★☆☆ 3.5



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akii

Author:akii
時間が出来れば食べ、
暇が出来れば書いてます。

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